やっぱもう一度書く!

一回書いたのに消えたから「お題」を出してお茶を濁そうとしましたが、仕事がヒマなのでもう一度書きます! 

先日、小生、久しぶりにギュウギュウの満員電車に乗りました。 
1年ちょっと前までは毎日通勤は満員電車だったんですが、久しぶりに思い出しました。。。 
隣に綺麗なお姉さんが立ってしまった時の心の状態を。。。 

言っときますけど、僕は痴漢なんて野暮な事はしません。 
そのかわり、いろんな事を考えます。 

で、 

先日も綺麗なお姉さんの隣にポジショニングしてしまったのです。 

正直に言います。 

肩にお姉さんの体が触れるたびにしあわせな気持ちになりました。(ホンワ~☆) 
もっと正直に言うと、 
「あぁ☆女の人の体って、やわらかいんだぁ☆」 
って思いました。(…ポ) 

だがしかーし!! 

そういった素朴な嬉しさを大切にするためにも、例えば、あえて触れようと近づいたり、わざとらしく体勢を変えたりは絶対にしない!僕はしない! 

だって、、、 

カッコ悪い、、、 

そんなの、、、 

カッコ悪いよ。(←前園風) 

そんな事を考えながら、僕は、持っていたギター(ハードケース)を抱きながら、そのお姉さんに絶対に触れないように体をカチンコチンにしておりました。 
でも、電車が揺れると、僕じゃなくて、お姉さんが揺れて、たまに… 

ピトンッ。 

と肩と腕とが触れてしまったりしたのです。 
その度に僕は 

ピクンッ。 

としました。 

僕は、それでも、絶対に触れないように、いや、むしろ、この満員電車の中で四方八方に充満しているかもしれないイヤラシイ男の人から、このお姉さんを守ってみせる!との使命感に燃えていました。 

ときには、前に立つオジサマの鰹節みたいな口臭を思いきり吸い込んだり、お姉さんの横でわざとらしく体勢を変えているエロリーマンにスカシッ屁をお届けしたり、それはもう騎士になったつもりで、孤軍奮闘致しました。 

と、新宿に着き、ドッと人が入れ替わるので、僕も一度ホームに降りて、また乗り込みました。 

すると、また、さっきのお姉さんと、今度は別のこれまたベッピンなお姉さんに挟まれました。 

もう僕は騎士(ナイト)は疲れました。 
もういーや、と、ボーッと突っ立っておりました。 

ん?  …まてよ? 

突然、僕は気づいてしまいました。 

「もしもこの電車がオセロだったら…?」 

なぜそんな想いに駆られてしまったのか、今でもわかりません。 
でも、その時の僕の頭はその事でいっぱいでした。 

…しまった! 

せめてドアの脇にポジショニングすれば、オセロで言う「カド」同様に優位に立てたものを!…何やってんだ!俺っ! 

綺麗なお姉さんに挟まれてるから… 
俺、、、綺麗なお姉さんになっちまう!!む、無念っ!…くぅっ 

……。 

とまぁ、そんな事を考えながら電車に乗っておりました。 

ふと気づくと、だいぶ電車の中が空いてきてたので、席が空いたら疲れたから座ろーっと思いました。 

しばらくドアの脇に佇んでいると、ドアのガラス越しに見えた反対側の席が1つ空いていたのでそこに座ろうと思いました。 

と、 

見ると、 

その列の人、全員メガネかけてる!! 
ただ1つ、ポッカリと空いてしまった席を除いて…。 

…僕は心の中で呟きました。 

(…俺しかいない。…勇気を出せ!ノリカズッ!!※) 

※本名です(照) 

でも、もう1人の自分が囁いています。。。 

おいおい、1つだけ空いた席にすわろぅってのかぃ? 
アンタもシブトイねぇ、、、ヘッケッケッ。 

いやっ!俺しかいないんだ! 
だってこんな状況見た事あるかい? さぁ!勇気だ! 

勇気、 

100パーセントだ! 

意を決した僕は一度メガネをはずしました! 
そして、それをポケットにしまうと、胸に手を当て、ゆっくりと深く深呼吸しました。 

(見ててよ、母さん。…俺、もう一度、やってみる!) 

僕はその空いている席の前までズカズカと進みました。 
そして、クルッと回転すると、胸を張ってその1つだけ空いた席に腰掛けました。 

…そして颯爽とポケットからメガネを取り出し、 

装着!! 

パーフェクトメガネ。