いつの間にか1ヶ月ぶりになっちゃってました、日記。
唐突ですけど、こないだライブで対バンの演奏を見ているときに、ちょっぴり躊躇しつつもオナラしちゃいました♪照
たくさんの人がいる中だったので、少し気が引けましたけど、爆音の中だからよもや誰人も気がつくまいと思って♪照
ニオイもそれほど無かったし、僕は一安心してまたライブの楽しい空間の中にとけ込んでゆきました。
・・・はて?
僕は素敵な音と光と恍惚のシャワーを浴びながら、ふと思いました。
「良い曲だなぁ~!それにつけても、この空間の中で、どれくらいの屁が知らばっくれてお出ましあそばされてんだろうなぁ?ハハハッ♪」
僕はノリノリでした。バンドの演奏に我が身を委ね、音の波に泳いでおりました。
…良い曲だなぁ!
…あぁ~、良い曲。
…ぃ曲。
…。
…ぇない。
…こえない。
…聞こえない。
…この空間では、…屁の音は聞こえない。
~ヨモヤ、ココデハ、ヘノオトハ、キコエナイ!!~
…ハッ!!誰だ?やめろっ!…
~アノコモ、コノコモ、カワイイカオシテ、ヘェコイテル!!~
…貴様は誰だ!俺の音楽を邪魔するな!…
~イワズモガナ、エガオデオドリナガラ、ヘェコイテンゾ!!~
…ぬぉぉぉ!去れ!この疑心暗鬼め!イネッ!!…
僕はなんだか急にソワソワしてしまい、居ても経ってもいられなくなってフロアからトイレへと行きました。水道の蛇口をひねると、勢い良く噴出した水で顔を叩くように洗いまいた。そして、手で覆った自分の顔を鏡の中に覗き込みました。
…絶対きれいになってやる。 (俺の心)
こんなんじゃだめだ。だいいちバンドにも、ココにいるみんなにも失礼だ。こんな俺でどうする!いいライブを観ている時に、この中で屁ぇこいてるヤツは?なんて考えててどうする!!!
僕は、例えるなら、スーパーサイヤ人になった時のような落ち着かない気分を消す事から始めました。
~(数分後)~
僕はトイレから大空に飛び立つような気持ちでライブハウスのホールに戻りました。
そのバンドの演奏は佳境に突入しており、バンドとオーディエンス、そこにいる皆がまさに一体となっためくるめくアメイジングな空間を創り上げておりました。
そんな空間を隅から眺めつつ、、、
僕は、意を決して、まずは自分で放屁してみました。
それは、質、量ともに、ごく普通サイズのものでした。
そして、ゆっくり自分のお尻の方へと目を向けました。
「…よし。…これでいい。」
そう独りごちて、僕は洗いたての心でフロアを見渡しました。
200人ほどの人がひしめくホール。
その人々の中から、数分おきに、ポツリポツリ、綺麗なシャボン玉が浮かんでは消え、浮かんでは消えてゆきました。
色とりどり、大小さまざまなシャボン玉。
そのシャボン玉は、
時には拳を突き上げる男の子のお尻から…
時には両手を広げて笑顔でバンドに応える女の子のお尻から…
時には隅の方で腕を組んでステージを見つめている人のお尻から…
突如現れて浮かんでは消え、浮かんでは消えておりました。